事業内容
小豆島では良質の花崗岩(かこうがん)が採掘されます。最も有名なのは豊臣秀吉が大阪城を築城する際に使用されたことや皇居にも使われているということ。また花崗岩は硬く給水率が低いことから港湾事業でも土台として活用されるなど、日本全国多くの場所で重宝されています。それらの日本の歴史を作った石たちを、ここ田村石材の採掘場でも切り出しています。
採掘した石材を運搬する海運事業では、主要な港を巡回しクレーンでの積み下ろしをします。また石材を積んでいない時は、石灰石、建設骨材や残土それ以外の物資を運ぶことも。また災害時には港から直接物資をクレーンで届けることが可能なので、これからの有事にも有効活用されることが期待されています。
船が停泊し荷物の積み下ろしをする泊地や、防波堤などを作る港湾土木工事、ダムや橋を作ったり一般道路周辺の整備などの土木工事事業も展開しています。身近なまちづくりへの貢献も、大切な田村石材の仕事のひとつです。
未来に向けた環境問題対策の一環として、採石が終わった一部区間を有効利用した太陽光発電パネルの設置を行なっています。CO2対策はもちろん、非常用電源として使えるという点からもいざという時に役立てることができるメガソーラー。現在は小豆島だけではなく、香川県や愛媛県など四国のいくつかの場所で展開しています。